2022年、日米フルブライト交流事業が70周年を迎えました。
「世界平和を達成するためには人と人との交流が最も有効である」というウィリアム・フルブライト上院議員の信念のもと、アメリカで誕生したフルブライト・プログラム。
日米両国政府による留学制度、フルブライト奨学金制度が1952年から開始され、
親しみを込めてフルブライターと呼ばれる同窓生の数は現在、約9,500人に上ります。
教育、行政、法曹、ビジネス、マスコミなど
様々な分野で活躍するフルブライターに共通するビジョンは
好奇心や共感、情熱を基に未来を築くこと。
2022年9月17日(土)に開催されるフルブライト・ジャパン主催のオンラインイベント「Framing Our Future~未来を拓く~」の開催に先駆け、様々な分野で活躍中の同窓生に、フルブライト国際留学で感じたことや自身に与えた影響、さらに次世代のフルブライターへ向けたメッセージを語っていただきました。
フルブライト上院議員は次のような言葉を残しています。
「我々の未来は運命によって定められているのではなく、1人ひとりの心の持ちようで決まるものだ。イノベーションを創発させるクリエイティブリーダーシップと一般教養。この2つは両立するものであり、これらを身に付けることが人類の輝かしい未来にとって真っ先に必要な条件である」
フルブライト交流事業は教育を軸に参加者が人知の境界線を広げ、より幅広い共感や見識を得られることを目指しています。この先、私たちを待ち受ける未来がどのようなものになるのか、これまで以上に十分理解した上で新たな道を切り開いていくのは、点と点を結んで線にするような単純なものではありません。ですが、70年という時を経た今、私たちは過去から多くを学ぶことができ、また、その教訓を未来と向き合うためのスキルを身に付けるのに活かすこともできます。私たちには目標を達成するためのビジョンと情熱があり、それに従い未来は適切に形成されていくことでしょう。
フルブライト・ジャパンはこれからも世界平和をいざなうビジョンを胸に、フルブライターとともに未来へ歩み続けます。