日米フルブライト交流事業では、70年にわたって、卓越した学生や研究者、専門家をアメリカに送り、またアメリカから迎え入れてきました。
その一方で、最近は、デジタル化やパンデミック、その他国際情勢の影響もあり、海外に留学して学ぶことへの関心が薄い若者も増えています。
しかし「このような時代においてもなお、海外で学ぶ意義は大きい」
「むしろ、このような時代だからこそ、海外で学ぶ価値がある」
そのように信じて、いまの時代を先導するフルブライターから、未来のリーダーへとバトンをつなぎます。
プログラム
世界に開いた窓としてのフルブライト・プログラム
東京大学名誉教授・未来ビジョン研究センター客員教授 藤原 帰一
東京大学大学院政治学専攻修了。1982年フルブライト奨学生としてイェール大学大学院博士課程に留学。専門は国際政治、比較政治、東南アジア現代政治。フィリピン大学アジアセンター客員教授、米国ウッドローウィルソン国際学術センター研究員、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際研究院客員教授などを歴任。
Stepping Out of Our Comfort Zone
国際医療福祉大学教授・医学教育統括センター長 赤津 晴子
上智大学大学院修士(理学)修了。1988年フルブライト奨学生としてハーバード大学公衆衛生大学院に留学。ブラウン大学メディカルスクールで医学を学び、米国医師免許取得。専門は甲状腺癌。元スタンフォード大学医学部准教授。全米のベストドクター賞、トップドクター賞受賞。
未開の海を探検しよう
ウミトロン株式会社 代表取締役 藤原 謙
東京工業大学大学院機械宇宙システム専攻修了。2011年フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学バークレー校ビジネススクールに留学、MBA取得。水産養殖向けデータ・サービス会社UMITRON(ウミトロン)を創業。衛星による海洋観測データを活用し水産養殖の生産効率化を行う事業を推進中。
パネル・ディスカッション
パンデミックなどの社会不安により国際社会が急速に変化する中で、海外に留学する意義とフルブライターや留学経験者が担うべき役割について、日本の政治・アカデミック・ビジネスのそれぞれ専門的な観点から、わかりやすく知見をお話しします。
モデレーター
都留文科大学准教授
山辺 恵理子
(2012 Stanford University)
サポート
東邦大学准教授
佐々木 大介
(1997 The University of Texas)
閉会の挨拶
津田塾大学名誉教授・フルブライト日本同窓会会長 飯野 正子 (1966 Syracuse University)